2008年09月
2008年09月23日
第15回 ワイン教室 : (課外授業編) その3
それでは、最後のワインの紹介になります。課外授業編その3に行きたいと思います。
2種類のワインがございます。それは
●シャトー・ドワジー・ダエーヌACソーテルヌ2005 375ml
どちらのワインもボルドーに属していますが、ラコステ1998の方は赤ワインで、ドワジー・ダエーヌACソーテルヌ2005 375mlはデザートワインです。
ラコステ1998はボルドーのジロンド河左岸のポーイヤック村にあるワインで、オーメドックに属します。ヴィンテージの通り10年もので、深いまったり感があります。ぶどう品種はカベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルローなどで香りが濃いです。お値段は¥8,400です。
最後のシャトー・ドワジー・ダエーヌACソーテルヌ2005 375mlは課外授業編その1をご覧になった方はお気づきになられるかもしれませんがシャトー・ドワジイ・ダエーヌAOCボルドー2006と名前が似ていても中身はまったく違います。
どのような違いがあるのかは、その1にすでに説明したことなのでここでは言いませんが一言で言えばAOCボルドー2006は辛口の白ワイン、ACソーテルヌ2005 375mlは甘口のデザートワインです。そう同じ地域でも辛口と甘口という正反対のワインが生まれているのです。
さて、このデザートワイン、名前の如くとても甘いです。果物・チーズとの相性は抜群です。フタを開ければ、甘い花の香り…白いくちなしの花のような香りが漂います。若干ハチミツの香りも味わえます。ぶどう品種はセミヨン50%、ソーヴィニョンブラン50%の混合です。ちなみにソーヴィニョンブラン100%だとどんな味になるかというと、その1で紹介したシャトー・ドワジイ・ダエーヌAOCボルドー2006と同じです。
またこのワインと果物が重なると甘味が消え、ワインの持っている酸味が全面に出てきてスッキリするという現象が起こります。つまり甘いワインであるが苦味と酸味もしっかり持っているとても濃厚なデザートワインです。
それではまた次回よろしくお願いいたします。
2008年09月22日
第15回 ワイン教室 : (課外授業編) その2
それでは、課外授業編その2を始めたいと思います。
その2で紹介するワインは
●シャトーモンルドン・シャトー・ヌフ・デュ・パプ2004
の2種類です。
どちらもローヌ地方に属する赤ワインです。
アランパレ420ニュイは昼夜樽の中で熟成されピノノアールの原酒ローマン・シラーという品種が使われています。
またローヌ北にはサン・ジョセフというワインの銘醸地があり、シラーはエルミタージュとも呼ばれています。またフランスでも一流レストランにしかおいていないものであり、オーストラリア、ニュージーランドでは別格扱いです。
またこのくらいのクラスのワインは冷やさないほうがいいです。フタを開けるとハーヴのような香りが漂います。熟成させるともっと変わるそうです。
このワインの価格は¥5,500です。1人で飲むにはちと高いかもしれませんが希少価値があるワインです。
さて、次はシャトーモンルドン・シャトー・ヌフ・デュ・パプ 2004という赤ワインです。シャトー・ヌフ・デュ・パプのデュ・パプは新しいお坊さんを意味しています。ローマ法王の出た場所を表しています。ローヌは南フランス地方にありますが、どうやらローマ法王は南フランスのアヴィニョンから出たそうです。またアヴィニョンといえばぼくはピカソのキュヴィズム時代に描いた「アヴィニョンの娘」を想起してしまいます。
またボトルをご覧下さい。ローマ法王のかぶる帽子のレリーフが施されております。
それでは、次回課外授業編その3に移りたいと思います。
2008年09月09日
第15回 ワイン教室 : (課外授業編) その1
去る9月1日(月)にワイン教室が開かれたのでそのことを報告します。
まず、マダム櫻子のワイン教室もおかげさまで15回目を迎えることができました。そして、今回は課外授業編ということもあって、会場をいつもの当店のワインコーナーの一角ではなく、七尾市矢田新町にあるケ・セラさんで行うことになりました。
ところで暦は9月に入りました。季節は秋になりましたが、まだ夏の名残りがしっかりあって朝晩に秋の気配を感じる、はたまた日中の暑さの中、ときおり吹きぬける冷たい風に、夏と秋との交錯を感じるのですが今日はズバリ「夏の名残り、初秋の風を感じてサマーテイストなワインたち」をお送り致します。
全部で6種類ありましたが、今回はその中の2種類を紹介します。
まず紹介するのはCarles Andreu Brutというスパークリングワインです。スペインのスパークリングワインです。カルレス・アンドリューといいます。
もう一つはCh.DOISYーDAENE 2006という白ワインです。ボルドーのソーテルヌの白ワインです。シャトー・ドワジイダエーヌといいます。
また今回のワイン教室のためにケ・セラのママさんが手料理を作ってくださいましたのでまずはこちらを紹介します。
前菜:ハムのスモーク、揚げシューマイ、生サラミ
まいたけの天ぷら、エビチリソース、大根そぼろ
ひじきオクラ和え、鶏ひき肉の錦糸包み、かに身のフライ
カリカリサラダ、鶏肉の七味焼き、かぼちゃ豆腐、中華あさり
本当に和洋中なんでもござれですね。とてもおいしかったです。
さて、先ほど少し紹介したスペインのカルレス・アンドリューというスパークリングワインは上記のメニューのすべてに合います。
ぶどう品種はマカベオ、パエリャーダ、スペイン土着の品種で驚くほど香りが良く、¥2,100。辛口です。価格に対しての質の高さにはおどろきです。
去年ご紹介したラングドック地方のブランケット・アンセストラルも評判がよかったのですが「これなら飲めるー」と「おいしーい」を連発していた方がいて、口あたりの良い甘口だったからなのかな、と思い出してしまいました。
さて、次は白ワインです。シャトー・ドワジイ・ダエーヌ2006というボルドーのソーテルヌの白ワインですが辛口の白ワインです。
ぶどう品種はソーヴィニョン・ブラン。100%。ソーテルヌといえば世界3大極甘口ワインの産地の一つでもあります。だからこのワインも甘口ワインと思いきや…実は辛口ワインなのです。
ソーテルヌの甘口ワインはぶどうにボトリティス・シネレア菌がくっついてぶどうの実の中の水分を蒸発させ、干しぶどうのようになった貴腐化したもので、はちみつのような濃厚な甘い香りとナチュラルで上品な甘口のワインでデザートと一緒に飲むと滅茶苦茶うまいのです。
ちなみにこのワインはドゥニ・デュブルデュー教授のところのワインでも有名です。基本、ソーテルヌの畑でぶどうを完熟させ、菌がつくのを待ち完璧なものだけ手づみします。ところが完熟していても菌がつかないときもあります。何せ、自然のあんばいなんですから。で、貴腐化しなかったぶどうで辛口に仕上げたワインもソーテルヌにはあります。だが、この辛口、セックの場合、ソーテルヌは名のれずAOCボルドーになるんです。
AOCソーテルヌを名のれるのは、貴腐ワインだけなんですヨ!
デュブルデュー教授はカリスマ醸造家で、山梨甲州種を日本で初めてヨーロッパのワインの規格に合格させ輸出できた事でも有名です。また関わったシャトーは全て評価が上がっています。
さて、このワインはソーヴィニョン・ブラン100%でありますが、そのせいなのか、とても濃厚な香りと、濃い旨みとキレの良い酸味がしっかりあって確かに白ワインですがお肉でもイケそうです。また余韻がとても長いです。
お値段¥3,800です。







