2010年04月29日
第28回 ワイン教室 : 泡、あわ、アワ
4月28日(水)に西田酒店内で第28回 ワイン教室が
開かれました。
今回のテーマは、泡、あわ、アワ。

今回のワイン教室の参加者です。
さて、泡ものといえばシャンパンですが、この他にスパークリングワインがあります。
厳密に言うとシャンパーニュ地方で生産されたものだけがシャンパンであり、その地域以外、国外で生産されたものはスパークリングワインとよばれます。
ところで最古のシャンパンは、中世の後半シャンパーニュ地方にある
オービレール修道院のドン・ペリニヨン修道士が泡立つワインを
発見したことにより始まりますが、実はそれよりも前に
最古のスパークリングワインが発見されていたのです。
1531年、ラングドックルーション地方のブランケット村のリムーにある
修道院で泡立つワインが発見されました。
翌年、領主から修道院に注文票が届いています。
ビン内二次発酵で造られるシャンパン製法とはちがい、ビン内一次発酵
で造られるアンセストラルメソード(古式製法)と呼ばれるものです。
およそ500年経った現在でもその発酵のメカニズムは未解明ですが、
フランス最古のスパークリングワインであり、かつフランス最古の
アペラシオン(原産地呼称)であります。
今回ティスティングしたワインは4種類。まずはスペインの
ロジャー・グラート・カヴァ・ロゼ・ブリュット。

Roger Goulart Cava Rose Brut(ロジャーグラートカヴァ
ロゼブリュット)。1882年創業のスペインのスパークリングワインです。

ガルナッチャ、モナストレルというスペインのぶどう品種が
使われています。
ブリュット・ロゼ、きれいなロゼ色の辛口なのですが、
とても爽やかでフルーティであるためか
辛口が気にならない。


写真をご覧ください。とてもキメの細かい泡が立っています。
口の中で噛んでみると、やはり細かい泡が弾けるように
出てきます。
次から次へシュワシュワと上がってきます。
マダム曰く、ワインと炭酸ガスが同化している状態であるそうです。
また、飲んでみると「濃い、適当にタンニンが入っていて、
意外と和食や中華に合う」といわれました。
ぼくもそのように感じました。
受講生の一人も「紹興酒の香りに似ている」といわれました。
また、和食のメニューを具体的に言うと焼き鳥や焼きレバー、
砂肝だそうです。


パンの隣りにあるものは、サバの「へしこ」というもので、いわば
サバのぬか漬けですが、これが意外に合いました。

二本目はCremant de Bourgogne(クレマン・ド・ブルゴーニュ)。
Cremantはクリームやクリーミーさを表していて、正に
ブルゴーニュ産のクリーミーなスパークリングワインです。


シャルドネ100%のスパークリングワインです。
マダムは「色がちがうでしょ。シャルドネの香りが良い」と絶賛しています。
受講生の一人は蜂蜜の香りがするといわれました。
ぼくは、蜂蜜の香りはわからなかったが少し甘さがあるなあと
思いました。
また空気を取り込んで耕し、搾りかすや海藻などを畑に混ぜる
ビオデナミという有機栽培方法で造られています。
このセミナーのモットーである「良いワインは良いぶどうから」に
ふさわしいです。


左側のチーズは「アフィネ」というもので、ブルゴーニュ地方
ブリア・サヴァランの熟成タイプのチーズです。
少し塩味を感じました。
このチーズは冷たいときよりも(実は、カットしたすぐを少々つまみ食いとやらをやらかしたがです)、室温になじんで少々テレ〜ッとなった頃が
ウマイナァと感じました。
冷たい時よりも、室温になじんだ時のものが全く別物に
なったのがおどろき!!
右側の缶詰はバスク豚のパテです。豚肉独特のクセがなく
そのまま食べても、パンに挟んで食べてもおいしかったです。


三本目はBulle de Blannquette(ブル・ド・ブランケット)。
もちろんブランケットは毛布ではなく、ラングドックルーション地方
の村名です。
ぶどう品種はシャルドネ、シュナンブラン、モーザック、モナストレル。
シャルドネ以外は聞き慣れない品種名かもしれませんが、いずれも
白ぶどうの品種です。
このワインについてマダムは「きつくない、とんがっていない、きれいな香水みたいな感じで、ナッティーな感じもする」と言っています。
ナッティーという言葉はナッツ系の感じを表しているそうです。
受講生の一人も「香水のよう」と言われました。

マダム特製ソーセージシチューです。
ビーフシチューと同じ作り方なのですが
ソーセージの方が手っ取り早く
短時間で仕上がるので忙しい時の
ボクらの晩ご飯にちょいちょい登場してました。
マダム考案の一品です。
材料はキャベツ、にんじん、じゃがいも、パセリ、
ベーコン、ソーセージ、トマトジュース、ブイヨン、塩、コショー。
ソーセージはシャウエッセンを使ってます。

いよいよ最後のワイン。
Bruno Paillard Brut Premiere Cuvee(ブルーノ・パイヤール
ブリュット・プレミアム・キュヴェ)。
これが本物のシャンパンです。

今回はノン・ヴィンテージのシャンパンでしたが、ヴィンテージもの
もあります。ただ値段がとてつもなく高いのだそうです。

一度グラスに注いだ後、一旦泡を鎮めてから再度注ぐのだそうです。

泡がきれいな黄金色をしています。
受講生の一人はエステル香がすると言っていました。
ぼくは甘すぎず、辛すぎない飲みやすいシャンパンだと思いました。
一口に泡ものと申しますが、ナント、泡ものたちだけで充分楽しめ
“格”の違いを感じましたかな。
各々に個性があって面白い講座でした。

