2010年06月27日

第29回 ワイン教室 : ボルドーの奇数年、偶数年を検証

先月24日(月)、第29回ワイン教室が当店にて行われました。

テーマは「ボルドーの奇数年、偶数年を検証」です。

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今世紀始まってのぶどうの生り年は2009年、2007年、2005年、2003年…と
奇数が多く、その中でも2005年は最も際立っていて、20~21世紀を通しても
これ以上の天候はないと言われております。

では、逆に2002,2004,2006年…はどうなのか、実は良い年だったりして。
それを検証してみたいと思います。

というわけで今回は多くのワインが登場します。

まずはCh. SAINTE COLOMBE 2002(シャトー・サンコロンブ)。

ボルドーの赤ワイン。ティスティングを始める前に色をチェックすると
一般に青や紫が多いと若いワインで、茶・黒・赤が多いと熟成ワインであると
言われています。

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またグラスを目の高さまで上げて縁が残れば、熟成ワインの可能性が高い。

このワインに関してマダムはドライフラワーや草木の香り、ピーマンの青っぽい
香り、スパイスの香り、ハーブの香りはするが、キノコ臭はないと評しています。

またスワリング(グラスを回すこと)する前はぶどう品種の香り,スワリング後は
ワインとしての香りが味わえます。そして口に入れて舌を転がしてみると
空気を取り込むことでワインの成分が急激に引き出されタンニンや渋味を
感じました。

次はClos du Roy Fronsac 2003(クロ デュ ロイ フロンサック)。


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色を見てみると茶色が少なくスパイシーな香りやハーブの香りがすると
マダムは評しております。また酸味が強いのでシャープで繊細なタンニンがあるそうです。

どんどん参りましょう。次はCh. SAINTE COLOMBE 2004(シャトー・サンコロンブ)。最初に飲んだ2002年とテクニカルデータは全く同じ。


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でも飲んでみると驚きました。渋柿を食べたような、相当なタンニンを感じたのです。
でもチーズを食べた後に飲んでみると、まろやかになりました。チーズマジックです。

チーズが出ましたので、ついでに本日の料理を紹介したいと思います。

●チーズ3種

●にんじんサラダ

●プチトマトのにんにくオリーブオイル漬け

●木の芽のポテトサラダ(受講生Tさんによる)

●豚肉の梅干和え(同じく受講生Tさんによる)

チーズ3種は、デリス・ド・ブルゴーニュ・アフィネ(¥1800)、デリス・ド・アルゼルタル(¥1800)、そしておなじみのサンタンドレ(¥1700)。

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原料は3種とも牛ですがサンタンドレ以外は少し酸味を感じました。

ほぼ毎回登場しているにんじんサラダ、今回もとてもおいしかったです。


エシャロットのみじん切りはもちろんのこと、三杯酢に、いりゴマ、オリーブオイルを使っており、回を重ねるごとにとてもゴージャスです。

プチトマトのにんにくオリーブオイル漬けも好評でした。プチトマトは完熟トマトなのでとても甘かったです。




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木の芽が散りばめられたポテトサラダはとてもまろやかでした。




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このクリーミーさは何なのかTさんにきいてみたら何と白味噌が使われているそうです。
ここにも和洋コラボレーションがありました。

そして豚肉の梅干和え、材料は

●かつおぶし 酒 みりん しょう油 梅干 豚肉 です。

豚肉にはしょう油とお砂糖で下味が付いていました。



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そして次はDOMAINE DEL'A(ドメーヌ・ド・ラ)。

これまでのワイン教室でも何度か取り上げたことがありますが、別格です。



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1999年にキラ星のごとく現れました。ワインの色は紫色、シナモンの香りが
しました。グラスを傾けるとワインの脚がものすごく長いです。



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ところで、年代順にぼくは分かりやすいように紹介したのですが、
2002、2003、2004は年代順ですが、2005年のドメーヌ・ド・ラは
かなり別格の大物ワインなのでこのワインは全ての最後大トリで
でました。

次はCh. DE GENIS 2006(シャトー ド ジェニ)。




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2005年のドメーヌ・ド・ラと同じく超有名になったカスティヨンを代表する
シャトー・デギーユの畑から生まれたバランスのとれたわかりやすいワインですが、ドメーヌ・ド・ラが強すぎたせいなのか、こちらの評価はさっぱりでした。

次はCh. D'AIGUILHE 2007(シャトー デギーユ)。


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D'AIGUILHE(フランス語)は針を表します。畑が切り立った岩場に
あるためにこの名前が付けられたそうです。字のごとくハーブの強い香りやスモーキーな香りがしましたが、不思議なことに豚肉の梅干和えの料理によく合いました。梅干と相性がいいのでしょうか。

次、2008と行きたいところですが、残念ながら2008だけないのです。
その代わりに2種類の2009が出てきました。

まずはMACON VILLAGES PRIMEUR 2009(マコン ヴィラージュ プリムール)。2009年のブルゴーニュワインですが、2005年に匹敵するほどの評価を得た優れた白ワインです。



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実は産地名はブルゴーニュですがこのワインはボジョレー・ヌーヴォー解禁時に出荷されます。またPRIMEUR(フランス語)プリムールとは一番目という意味で
正に解禁時に出荷される一番目のワインを表しております。

ちなみにプリムールの名前は年末まで付けられ、新年になったらその名前は通常のマコン・ヴィラージュとなるそうです。

今回は赤ワインが何本も登場しましたので、その後に出てくる白ワインを飲むととてもすっきりさわやかになりました。

ちなみに口中がタンニンでいっぱいになっても水を飲んでしまうと口中が
薄まってしまうため、ティスティング中は水を飲むことは避けた方がよいらしいです。

実際、マダムは白ワインで口中をリフレッシュさせてました。

最後はDomaine de Buis-Rond Beaujolais-Villages-Nouveau 2009 
(ドメーヌ・ビュイロン ボジョレー・ヌーヴォー)。

無農薬・有機栽培の国家認定マーク(ラベル左下)と醸造から瓶詰めまで
一切の化学物質は使用していないの国家認定マーク(ラベル右下)を持つ優れたヌーヴォーです。


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両方持っているのは珍しく、正に自然の恵み100%の赤ワインだと言えます。


昨年の越冬ヌーヴォーで今が一番おいしいのみ頃でした。

順番通り2005年のドゥ・ラを勧めると2006年をもって水っぽいねえに
なってしまうだろう、ということで2006、2007年を持ちまして教室では

2006年、2007年をはじめお口直しのプルムール2種、そして最後に
2005年、と飲む順番を変えて各々が一番印象深く味わえるようにしたわけです。


最後にフルーツデザートが出ました。リンゴジュース100%にかりん酒、
オレンジを加えたさっぱりしたゼリーでした。こちらもTさん特製でした。

さて、奇数年、偶数年のワインを検証しましたが、どちらのヴィンテージが
優れているかというよりも、それぞれにぶどうの生育状況や生り年がちがうなあと思いました。

ぶどう品種と成分割合が同じでも、全く同じ味にはならない。改めて畑のポテンシャルの変化の大切さに気がつきました。

今回もとてもよかったです。それではまた次回お会いしましょう。
 



winesukisuki at 23:10│Comments(0)TrackBack(0)clip!ワイン教室 | 料理

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