2010年07月06日
第30回 ワイン教室 チリのワイン
それでは、今回ティスティングしたワインを紹介します。
まずは、Wolf Blass Eaglehawk Cuvee Brut
(ウルフブラス イーグルホークキュヴェ ブリュット)
このワインはチリのワインではなくオーストラリアのスパークリングワイン。
ぶどう品種はシャルドネとソーヴィニョンブラン。

マダムは値段の割においしいと評しております。
ぼくは柑橘系の爽やかな香りと若干の甘みを感じました。
ところでチリは南アメリカ大陸に属しています。
北はペルー、南はアルゼンチン、西に太平洋。
東にアンデス山脈がそびえています。
また国土は北部と中央部と南部に三分割されます。
さらに北部と南部は2つに、中部は5つに分かれています。
詳しく書くと、北部はアコンカグア。中部はセントラルバレー。南部はサウスといわれ。
アコンカグア ー アコンカグアバレー
ー カサブランカバレー
ー マイポバレー
ー カチャポアルバレー
セントラルバレー ー ラペルバレー
ー クリコバレー
ー マウレバレー
サウス ー イタタバレー
ー ビオビオバレー
となります。
次は、MANSO DE VELASCO 1995 Miguel Torres (マンソデ ヴェラスコ ミゲール トーレス)。

マンソデヴェラスコはセントラルバレーの赤ワインです。
このワインに関してマダムはワインの色は赤みがかった茶色で、タンニンがこなれている。松や杉、コーヒーやハーブの香りが漂うと評しています。
自分もコーヒーの香りは確かに感じました。
またこのワインの生産者はミゲール・トーレス。スペインからチリに入ってきて畑の可能性を最大限に引き出しとてもグレードの高いワインを作り上げ、
チリワインの秘めたる可能性を世界中に示したのです。
チリにとってはとても重要なワイン醸造家です。このことがきっかけでコンチャイトロ社も高級ワインを生み出しました。
3本目。
次のワインもMANSO DE VELASCO 2004 Miguel Torres
(マンソデ ヴェラスコ ミゲール トーレス)です。
ヴィンテージだけが違います。かなり若いです。

同じ生産者の手によるワインですが、タンニンがほとんどこなれておらず、相当な渋味を感じました。
4本目はEscudo Rojo 2008 Baron DE Rothschild
(エスクード ロホ バロン フィリップ ドゥ ロートシルト)。
エスクードはセントラルバレーのマイポバレーの赤ワイン。
エスクードといってもスズキの車ではありません。
ちなみにエスクード ロホはスペイン語、ロートシルトはドイツ語でそれぞれエスクードは盾、ロホは赤。ロートは赤、シルトは盾を意味しています。英語ならレッドシールドですね。
赤い盾はロスチャイルド家の紋章でもあります。
またDEというのはフランス語で、〜のという前置詞ですが、ここでは伯爵に付けられる語句を表しております。
ヴィンテージは2008年ですが、若い割には渋味は少なく感じました。
5本目。濃厚な赤ワインが続いたので、ここで白ワイン。
Chardonnay Por Escudo Rojo 2008 Baron Philippe DE Rothschild
(シャルドネ エスクード ロホ バロン フィリップ ロートシルト)。
このワインはアコンカグアのカサブランカバレーで生産されています。
アコンカグアはチリの北部です。シャルドネやソーヴィニョンブランは北部で生産されています。

少し甘さを感じました。
6本目はEPU 2008(エプ)。久々に短い商品名です。
EPUとは先住民族の言葉で2番目を意味します。
つまりこのワインはセカンドワインを表わしております。
どのセカンドワインかというとアルマヴィーヴァのセカンドワインです。
このアルマヴィーヴァというワインは¥18,000するそうです。
とにかく色が強烈です。まるで原住民の血のような色でした。

2008年というヴィンテージのせいなのか少し渋味と酸味を感じましたが、
飲みやすくはありました。
色素やタンニンが多いため澱(おり)が出てきました。
いよいよ最後のワインです。
DON MELCHOP Concha y Toro 1996 Cabernet Sauvignon (ドンメルチョー
コンチャイトロ カベルネ ソーヴィニョン)
コンチャイトロ社の最高級ワインです。

色はヴィンテージが似ているためなのかMANSO DE VELASCO 1995 Miguel Torres に近かったです。
ややスパイシーでしたが、タンニンは十分にこなれ、とても飲みやすかったです。

それでは、これにて第30回ワイン教室を終わります。

